週末から今日にかけての寒さは久しぶりに私、小栗の郷里、
岐阜県を思い出させてくれました。
夜、布団に入ってため息をつきますと、天井へ向けて
真っ白な息が立ち上っていましたね。
ここまで寒さが厳しくなりますと、雪や凍結への対策が必要となります。
積雪・凍結の場合、車でのお出掛けは出来れば控えて頂くのが基本ですが、
そうはいかない場合もございます。
そこで真っ先に必要なのは『スタッドレスタイヤ』。
たまに他のブランドのオーナの方で『ウチの車、4WDだから大丈夫!』と、
サマータイヤで出動される話を耳にしたりします。大きな誤解ですね。
運が良くて変な場所で『雪中路上駐車』、
運が悪いと、積載車でディーラーへご来店頂く事となります。
スタッドレス(studless)と言う名称は、かつて使用されていた
『スパイクタイヤ』から鋲(スタッド)を取り去ったウインタータイヤ、に由来します。
スタッドレスタイヤがどうして雪面や凍結路面で滑らないのか。
ポイントは『ゴムの柔軟性』と『吸水性能』なのだそうです。
低温でも柔軟性を失わないゴムのおかげで、
深い溝がしっかりと雪に食い込み、
抵抗を生み出す。
そして凍結路面においてはタイヤと氷の間に生じる水分を
細かい切れ込み(サイプと言うそうですが)で素早く吸い取り、
接地面積を増やします。
こんなに良くできたスタッドレスタイヤですが、弱点もあります。
サマータイヤのような『排水性』を重視したトレッドパターンに
なっていませんから、雨天の普通の舗装路ですとブレーキの利きに問題が生じるそうです。
音もうるさいですし、雪のシーズンが終わりましたら履き替えて下さいね。
よく『スベる』小栗の、滑らないタイヤのお話でした。